肌荒れ 化粧水│何を使っても浸透する効果は0.02mmまでの違い

美肌のために「奥まで浸透する」という化粧水を使っても効果に大きな違いは無い。

もくじ

先生

こんにちはVIMENSです。
美容の先生をしています。

肌荒れしているけど化粧水は何がいい?
または、化粧水で肌荒れしてしまった。

なんとなく使ってるけど化粧水って効果あるの?

化粧水の効果や恐ろしさも含めて解説していきます。
この記事を読む事で肌荒れの原因や改善方法が分かります。

化粧水はどれを使っても 浸透する深さは0.02mmまで

化粧水の保湿効果の事実

化粧水は主に「保湿目的」で使っている人が多いと思いますが、保湿とは一体どこを保湿するのか改めて見てみましょう。

「化粧水で肌の奥からモチモチになると」思っている人は悲しい内容かもしれません。

 

〇〇化粧水、〇〇ローションなど色々な商品がありますが、それによって肌が変化するのは「皮膚の表面 0.02mm」の角質層までの効果です。

 

角質層の厚みは0.02mmでティシュペーパー1枚をぐらいの厚みです。
ティッシュペーパーは薄いティッシュが2枚重ねになっていますよね、あの2枚重ねの1枚分が約0.02mmです。

向こうが透けるほどの薄くて破れそうな部分が「角質層」です。

化粧水はこの薄い部分を濡らしているだけで、角質層より奥に化粧水が浸透する事はありません

 

「角質層より奥へ化粧水が浸透しない」という事実はイギリスのバース大学薬科リチャード・ガイ教授が実験結果を発表しています。

【参照】新たな研究が発見ナノ粒子は皮膚を貫通しないhttp://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nano/news/121004_Nano_don’t_penetrate_skin.html    >>

 

「角質層まで浸透」と書かれている化粧水なども、事実を知らなければ「肌の奥からモチモチ肌になる」と思ってしまいますが。

実際に効果を感じれるのは肌の表面0.02mmの部分です。

肌の奥まで浸透って書いてある化粧水は?

法律で化粧品が角質層を越えるところまで浸透すると誤解を招く表現をすることはNGとされています。

【参照】化粧品等の適正広告ガイドライン2017年版 – 日本化粧品工業連合会(PDF)https://www.jcia.org/user/common/download/business/advertising/JCIA20170906_ADguide.pdf

 

「肌の奥までグングン浸透!」
「深くまで浸透」

などと書かれていても

 

「 ※角質層まで 」

 

と、ひっそり注意が追記されているのを見た事はありませんか?
あなたの持っている化粧水も書かれているかもしれません。

 

化粧水の広告でも「奥まで浸透」と書かれている横に(※)があり、別の場所に「角質層まで」という感じで追記されています。

※クリックで拡大

こちらは「深くしみこんで」の部分に※があり、下に小さく「角質層まで」と記載されています。

 

こちらは大きめに「奥」の下に「角質」と記載があります。

 

こちらも「※角質層まで」とたくさん追記があります。

 

実際は表現の方法が違うだけで「0.02mmまで浸透」

 

と書かれているのと同じなのですが、「0.02mmかよ。」と思われてしまうため、商品を売るためには事実をそのまま表現できないのです。

これが化粧水選びの恐ろしい部分です。

 

このような過剰な効果を感じさせる表現は少しずつ規制されて改善されていますが「効果がある」と思って使っているのに、実はそんな効果は無いという「化粧品」は多々あるのが現実です。

 

本当に良いスキンケア商品もありますが、こういった表現で「買わせられている」という事も知っておいて欲しいと私は思います。

 

医薬品などではない化粧水は、何を使っても0.02mm以上浸透しない

 

という事です。

本当に角質層の奥まで浸透しないの?

事実を知っていても「効果を期待してしまう」気持ちは良く分かります。

冷静に考えると分かりますが化粧水が肌の奥まで浸透するなら、入浴剤や食器洗いをしていても、肌の奥に異物や汚れが吸収されていく事になりますよね。

 

そんな事になってしまうと恐ろしくて何も触れません。

自分に都合のいい成分は浸透すると信じたいのが、悲しい私たちです。

 

角質層は肌の奥に異物が侵入するのを防いでいるバリアです。
化粧水は浸透しないと言われる理由はここにあります。

また、化粧水の成分のほとんどは水なので、化粧水をつけても時間が経てば蒸発してしまいます。

 

そして、蒸発した後に残った成分が粉になり皮膚に残ると、今度はその粉が皮脂や水分を吸って「肌が乾燥する」という悪循環になったりします。

 

恐ろしいのは、こういった悪循環を分かった上で販売している商品もあったりします。

「潤う→乾燥する」というパターンを作れれば乾燥がエンドレスなので商品がどんどん売れていきますからね。

この悪循環にハマって「なかなか肌荒れが改善しない」という人もいますので、化粧水を使うのであれば注意して効果を見て下さい。

化粧水の浸透を高めるブースターは?

化粧水の浸透を高めるブースターという商品がありますが。これは、普通の化粧水より実は危険な部分もあります。

まず、ブースターを使おうが何をしようが、化粧水は「角質層より奥」の0.02mm以上奥まで浸透する事はありません。

 

ブースターを使う事で「0.02mmの範囲」で奥まで浸透するという事です。

こちらのブースター(導入液)も化粧水と同じく「ぐいぐい引き込む」の部分に※があり、右下に小さく「角質層まで」と記載されています。

 

では、ブースターを使うとなせ角質層の奥まで浸透するのでしょうか?

 

それは、角質層というバリアを破壊して化粧水を送り込むからです。

何も知らなければこう考えると思います。

 

「ブースターを使って化粧水を使えば、もっとモチモチになる」

 

でも、事実は0.02mmの皮膚のバリアを破壊して化粧水を浸透させているのです。

 

では、破壊された角質層のバリアはどうなるのでしょうか?

破壊された角質層は当然薄くなって、保護機能を失ってしまい「本当に異物が肌の奥へ浸透してしまう」事になります。

 

角質層が破壊されているという事は「傷口」と変わりありません。

そんな傷口に化粧水や乳液を塗りつけると炎症を起こしたり肌荒れになるのは誰でも想像できると思います。

 

また、角質層が破壊される事で毛穴に細菌などの侵入もしやすくなり、これがニキビなどの原因にもなります。

「美肌のために」「ニキビ改善のために」と思ってやっている事が実は、「肌を破壊するための努力」だったという事も少なくありません。

肌荒れ改善のためのシンプルなケア

ニキビ 大量発生

化粧水を使う事は悪い事ではありませんし、化粧水を使う事で短時間でも潤っていられるのは事実です。

ただ、何をしても肌荒れが治らないと、スキンケア商品を色々試している人は角質層をボロボロにしている可能性があります。

 

肌荒れを改善したくて色々な化粧水を試している人は1度、使用をやめてみる事をオススメします。

何も塗らなかったらカサカサになると不安になる人は白色ワセリンを薄く塗って下さい。

私が使っているのはこのワセリンです。

チューブタイプで使いやすく、純度が高くて高品質で無臭です。

あまり安いワセリンは油粘土のようなニオイがして気になりますので、品質の高いワセリンがオススメです。

白色ワセリンは医療用途でも皮膚を保護するために傷口にも使用されます。
なので、傷ついた肌を保護して保湿するのには最適です。

よくわからない成分がたくさん入った化粧水を使うより遥かに安全に皮膚を保護します。

私自身も昔は色々な化粧水や乳液、ヒアルロン酸のローションなど様々なものを使ってきましたし、肌荒れが酷い時期もありましたが、今は白色ワセリンしか使っていません。

 

ワセリンは保湿系の化粧品にだいたい入っている成分で、各メーカーはワセリンをベースに様々な成分を混ぜて化粧品を作って売っています。

それらの商品から無駄な成分を排除していくと保湿成分は結局ワセリンだけでOKという感じになります。

 

皮膚科医の先生でもだいたい保湿はワセリンだけで良いと言われますし、私自身もワセリンだけでいいと思います。

ワセリンは皮膚に対しての刺激がほどんど無く、赤ちゃんにも使用できる安全な保湿剤です。※脂漏性皮膚炎と診断されている方へのワセリン使用は悪化の恐れがあります

ワセリンが広まらない大人の事情

なぜ「保湿はワセリンだけでいい」という事実が広まらないかというと、ここにはお金が絡んでくる深い闇があります。

 

「ワセリンだけでいい」という事が広まってしまうと、保湿系の化粧品は売れなくなってしまいますよね。

 

そして、テレビや雑誌のスポンサーには化粧品メーカーがいます。

つまり事実を伝える事はスポンサーを敵に回す事にもなりますので、絶対に報道できないという大人の事情が多々あるのです。

 

ただ、ワセリンだけで終わると「楽しくない」という部分もあります。

香りの良い化粧水などで心が満たされる楽しみもありますので、化粧水の使用を否定しているわけではありません。

 

「健康だけを考えれば薄味の和食がベストだけど、ガッツリ焼き肉もたまには食べたいよね」

といった感覚ですw

 

「胃腸が弱ってるなら和食を食べたらいいよ」というのがワセリンです。

 

結論は最初に書きましたが、肌荒れで悩んでいる人はまずワセリンのみの使用だけにして様子を見て下さい。

そうする事で角質層のダメージも改善され、皮膚の常在菌のバランスも良くなり肌荒れが改善されるかもしれません。

 

肌荒れで悩むほど「どれがいいんだ」と頭がごちゃごちゃになって、あれこれ試してみたくなりますが、それが悪循環になるのでまずシンプルに。

ワセリンで皮膚のバリアを作って、水分は内側から補う。
これで、スキンケアはほぼOKです。

 

最後に注意しておきたいのは

肌荒れの原因は精神的なストレスや食事も影響している」ということです。

どんなスキンケアをしても改善できない人は、肌に問題があるのではなく、精神的なストレスや疲労、食事が原因で肌が荒れている可能性がありますので、「精神的な肌荒れかなぁ」と思う人はビタミンCも、積極的に摂取しましょう(^^)

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